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2006年4月23日 (日)

『雨がやんだら』 椎名 誠

「SF小説」とはよく言ったもので、短編集なんだけど、どのお話もすごく独特な世界をもったお話でした。

タイトルの、『雨がやんだら』というお話は、雨の降らない場所で発見された、雨がやまない場所に住んでいた女の子の日記のお話。この対比が、状況をより浮き彫りにしているんだろう。

日記、という形式をとることで女の子の生活が、止まない雨によってどんどん変わっていき、追い詰められていく様子がよく分かる。

そして、靴をはきたがらない男の、最後に流した涙・・・かぁ。

言いようのない悔しさとか、せつなさとか、なんだか状況はよく分からないんだけど、でもなんとなく、そしてすごく、悲しい感じがした。

あとは、『いそしぎ』というお話。妻を、何か大きな力への生贄(?)にされてしまう男の、妻との別れの情景を描いた話。

ありえない設定なんだけど、どことなく真実味があって、ちょっと怖くさえもあった。

多分それは、その状況こそありえないけど、そこに立つ男や、妻の気持ちが私にすごく理解できるものであるからだろうな。私と同じような思考のあり方をする人間の、全然違った世界での運命。

だから、ちょっと、怖いんだろうな。

そうそう、こういう風にいろんな書き方のいろんな話があって、なんか『世にも奇妙な物語』みたいだなぁと思った。あとは、現代の日本アニメのような、ちょっと壊れてる感もあったかも。

椎名誠って、こういう話を書くんだなぁってすごく意外に思った。私小説の、『岳物語』しか読んだことなかったけん。

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2006年4月21日 (金)

『オーシャンズ12』

見てみました。

音楽はかっこいい!!前作もそうだった記憶があるなぁ。

でも、ストーリーが何だかよく分かりづらかったかも・・・。

私がおバカさんなのかなぁ・・・。まぁ、ちょっと他の事をしながら見てたからかもしれないけど・・・。

でもなんか、どんでん返しが、もっと強烈なのが欲しかったかも。

ジュリア・ロバーツも、何だか魅せきれていなかったしなぁ。

だって、もっとバリバリで大泥棒になるんかと思うじゃない?ジュリアが。

で、ワクワクしてたのに、何と、役の中で自分(ジュリア・ロバーツ)に変装!

そして、あっさり捕まる・・・。うむ・・・。

ブルース・ウィルスの出演はなかなか、おぉっっ!って感じだったけどね。

ブラット・ピットもかっこよかったけどね。

マット・デイモンがもうちょっと、ちゃんと活躍して欲しかったなぁ・・・。

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2006年4月17日 (月)

『仮面山荘殺人事件』 東野圭吾

東野圭吾さんのミステリーをちゃんと読むのは初めてでした。

けっこう良い評判を聞くので、期待して読みました。

で、確かに私も好きな部類のミステリーでした。

何やらワケあり気な親戚たちの集会(?)に、強盗が押し入り、そして殺人が・・・。

スゴイ設定なんだけど、その非現実さの骨頂だからこそ、一つのミステリーの形として、受け入れることができましたねぇ。いやぁ、これだけ込み入った設定を、こんなにもうまく利用できるのは本当にすごいと思います。

それから、最後の大ドンデン返し!!!

それまで、語り手の言葉を信じて話をその方向から見るしかなかった私は、あっと言う間にひっくり返されてしまったのでした。

まさか、語り手本人の言葉が、自分の罪を信じたくなかったあまりに、本当に自分が罪を犯してはいないと思い込んだ上での言葉だったとは・・・。あぁ~、やられた!っていうかんじ。

仮面山荘殺人事件 仮面山荘殺人事件

著者:東野 圭吾
販売元:講談社
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2006年4月16日 (日)

『マスター・アンド・コマンダー』

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販売元:ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
発売日:2005/11/25
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最近は洋画をあんまり好んでみようとはしていなかったんだけど、この映画を観て、「あぁ、洋画もやっぱりいいなぁ」と思いました。スケールが大きいですよね、なにより、やっぱり。

なかなか、ずっと海上が舞台の映画って観たことなかったかも。でも、全然飽きなかったなぁ。

艦長さんと、指揮官さんの二人は、全く違う性格なんだけど、だからこそうまくいっていたんだろうな。

お互いがお互いを補い合うような感じかな。

その関係が、海上の正体の見えてこない恐怖(幽霊船!?)のさらされて、一時は壊れかけてしまうけど、最後には大切なものに気付いてうまくいく。

まぁ、ストーリーはそんなもんか、という感じだったかもしれません。

でもなかなか嫌いじゃないかもなぁ。

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2006年4月14日 (金)

『あずみ』

上戸彩が、かわいいし、かっこいい。

「女の子」の格好をした時にはドキッとしたし、普通に戦闘モードのときもかっこいかった。

んーでも、それだけだったかも。

ストーリーは何か人がいっぱい死んでいって、重たいのに、でもなんかマンガちっくで(まぁ、原作がマンガだからかもだけど)、笑うに笑えない感じだったかも。

確かに、殺陣はすごいなぁと思った。

結構引き込まれたかんじで。大人数が同時に何かしら斬ったり斬られたりしとったけんなぁ。

で、やたらと血がとんだり。突然、CG加工されたアクションシーンになって、人がやたら跳んだりスローになったりもしとった。

少女が、すごく強い刺客、っていう設定は嫌いじゃないかも。でもなんか、台詞回しとかがいかにも、という感じがしないでもなかったかも。

「昼間の星のように、みんないつでも見守っているから・・・。」

という言葉を胸に抱き続ける一方で、自分の敵は容赦なく斬っていくあずみが、何か一つの人格としてありえるんかいな、とか思っちゃった。

まぁ、原作がマンガなので、そこまで深くかんがえないで、アクションを楽しむべきなのかもしれないねぇ。

あ、これ、「2」があるんかぁ。

あずみ スタンダード・エディション あずみ スタンダード・エディション

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2006年4月 3日 (月)

『ノー・マンズ・ランド 』

あまり内容の詳細を知らずに見始めました。

戦争映画なのかぁ。と思いながら見ていると、何だか思っていたような展開(銃撃戦とか・・・たくさん人が亡くなっていって、辛いお話しみたいなの)にはいかない模様。

タイトルの、ノー・マンズ・ランドは、ボスニア軍とセルビア軍のどちらの管轄でもない地帯のこと。

そこで、両軍の兵士が一緒になり、また、一人の兵士の体の下には、体を起こすと爆発する地雷が・・・。

緊張感漂うハズの状況なのに、両軍の2人の兵士同士のやり取りには、どこか面白ささえあるのです。

「この戦争を仕掛けたのは、そっちだろ。」

これが、両者の共通の主張。 ノー・マンズ・ランドでの二人の会話。

どっちが一方的に悪い、ということがあるはずもないのに、互いに自分の国の正当性を主張し合う。

一度は、互いに情けまでかけようとした相手だけれども、やっぱり最後は憎しみあって・・・。

地雷を体の下に残した兵士は、一人、取り残される。

誰が悪いのか、なんてない。

戦争に対する、皮肉や批判が入っている映画だった。

ノー・マンズ・ランド DVD ノー・マンズ・ランド

販売元:ポニーキャニオン
発売日:2002/12/18
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2006年4月 2日 (日)

『博士の愛した数式』 小川洋子

博士の愛した数式 Book 博士の愛した数式

著者:小川 洋子
販売元:新潮社
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1月に映画化されたお話の原作本を読みました。

映画はまだ観てないんだけどね。

お話しは、ずっと、優しい、あたたかいペースで進んでいきます。

それは、博士と、家政婦さんと、その息子ルートの三人の醸し出す空気そのものなんだろうなぁと思いました。

数式の中には、たとえそれがすごく単純なものであっても、いや、単純なものであればあるほど、無限のすばらしい世界が拡がっている、という感覚は初めて感じたものだった。

数学、嫌いだったのになぁ。

ステキだなぁ、って思っちゃった。

80分しか記憶を保つことが出来ない博士にとって、朝を迎えることはその度に恐怖を味わいなおすこと。

その事実に私も気付いて、すごく哀しくなった。

自分がそうだったら、きっと耐えられない。

いや、毎朝愕然とすることすら覚えていないのかぁ・・・。

そんな時に、毎日、きちんと自己紹介からはじめてくれる家政婦さんとルートは、細やかなか心をもっている人たちだなぁと思った。

3人が互いを想う姿を、その気持ちの少しでも、私は持っていたいと思った。

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『NIN × NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE 』

「ニンッッ!」

香取信吾の笑顔がまぶしいっす。

忍者ハットリくんの、実写版映画ということで。

というか、原作をあんまり知らんのだけどね。 

子どもとハットリくんの友情、最後には去ってしまうハットリくん。

でも、ハットリくんはいつでも心の中にいるんだよ・・・。

忍者は、今の世の中では生きにくい、かぁ・・・。

まぁ、そうかもねぇ。

自分の信念、大切なもの、捨ててもいいもの、守るべきもの。

いろいろ、いろいろ。

まぁ、ハットリくんのマンガも見てみたいなぁと思った。

NIN × NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE プレミアム・エディション DVD NIN × NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE プレミアム・エディション

販売元:ジェネオン エンタテインメント
発売日:2005/02/02
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