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2006年8月30日 (水)

『シンデレラマン』

あんまり期待していなかったのに(と言うか、どういう映画かもあまり確かめずに借りていました・・・。)、見てみてビックリ!結構良い映画でした。

本当にいた人物がモデルになっているそうで。まさに、大不況の中にいる人々に希望を与えた人だったんだなぁ、という感じで。

人の心をあんなにも動かせる人は、文句なしで凄いと思うのです。

でもそれはやっぱり、子どもたちを守りたい、この不況の世の中でなんとかして生きていかないといけない、っていう強い想いがあったからなんだろうな。

ラッセル・クロウ演じる主人公、ジム・ブラドックが、タイトルの最終試合の15Rで、王者M.ベアにカウンターパンチをくらった時は、私も一緒に悲鳴を上げてしまっていました。

ボクシングとか普段見ないのに(痛そうだから)、すごく熱中してみていました。

本気で応援してたしねぇ。。

母親にお父さんの試合を見ることを禁じられていた子どもたちが、地下にもぐって試合中継のラジオを聴いていた姿は、すごくすごくいじらしかった。

そういう細かい一つ一つの状況が、ジム・ブラドックを英雄にしたんじゃないかと思う。

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2006年8月28日 (月)

『十九、二十』 原田宗典

Book 十九、二十(はたち)

著者:原田 宗典
販売元:新潮社
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私は今、二十です。

もうすぐ、二十一になります。

んでも、私は全く持って子どもっぽいので、この主人公みたいな世界ってなかなか想像がつかんわぁ。

んでも、十九とか、二十とか、そんな時を生きているのって、なんだかそれだけでステキなんちゃう、とか思ってします。

何でもできるような、そんな錯覚と、

何にもできないという、そんな現実と。

うまくいかないことがいっぱいあるし、それでもそれをまじめに捉えられるほど大人ではないし。。。

大人にならんといけんねぇと、最近は強く強く思うのだけれど・・・。

エロ本専門の出版社で、十九から二十になる夏をすごした主人公、山崎だけど、

若者特有の、無鉄砲さと曖昧さと、それから、鋭さがあるなぁと感じたのでした。

あー、今を大事にしながら、大人になってゆけたらいいな。

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『ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女』

うむ、うむ・・・。

と言う感じです。

なんかねぇ、ドラえもんに在りそうな展開だなぁなんて思いながら見ていたり。

ほら、裏切って魔女に取り入る弟はスネ夫だし。

魔女の感じも、なんかドラえもんの映画に出てきそうだし。

ビーバーさんが助けてくれたり、指南役みたいになる展開もドラえもんチック。

まぁ、言い出したらきりがないんだけどね。

ファンタジーってそういうものなのよぉ~、って言われちゃうとおしまいだけど。

ハリポタや、ロード・オブ・ザ・リングとかのほうが面白かったです。

あと、女の子がもっと「子ども」してて欲しかったなぁ。。。

小さいのに、大人びすぎてて、なんだかしっくりこなかったです。

キャラ的には「子ども」だったのに、演じてみるとちがう、みたいな。

うむ、うむ・・・。

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2006年8月18日 (金)

『ALWAYS 三丁目の夕日』

いやぁ、良かったわ!

お盆休みに実家に帰って、家族みんなで見ました。この映画は家族で見るべきだなぁって思いますよ。

昭和の、東京タワーが出来ていく、という時代背景の中で、あくまで明るく・楽しく・そんでそれぞれに悩みながら暮らす人たちのお話です。

もうねー、堤真一さんが怒ってお店の引き戸を吹き飛ばしちゃうところとか、最高!

子役の須賀健太は可愛いし!もうひとりの子役の小清水一輝くんはいかにも「子ども」っていう感じですごく見ていて面白かった!

それから、作家茶川さんを演じた吉岡秀隆さん!始めはあんまり印象のない感じだったんだけど、だんだん、須賀健太くん演じる淳之介くんがどんどん可愛くなってきちゃう様子がすごくよく分かった。

万年筆を喜ぶ淳之介を見つめる茶川さんの目は、まさに「愛しいものをみる目」だなぁって。

そういうのって素敵!

この映画を見て、やっぱり「昔は良い時代だったんだなぁ」って思わずにはいられない。

でも、たぶん、言いたいのはそんなことじゃないんだろうな。

今の時代だって、楽しく生きようと思えばいくらだって、楽しむことができると信じたいなぁ。

今は人も社会も複雑になりすぎているんかもしれんね。

きっともっと単純に生きればいいんかもしれんね。

だってねぇ、今でも、夕日はやっぱり綺麗じゃもんねぇ。

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『月の裏側』 恩田陸

帰省から戻って、やっとネットが使えるので、さっそくたまった分を書いています。

またまた、恩田陸さんの作品。今度は短編集じゃなくって、長編のお話。

人間が消えて、数日したら何ともない顔で戻ってくる・・・そんな事件。

主人公の多聞たちはその現象を「盗まれる」と言った。そして、町中の人が「盗まれて」しまう。。

「盗まれた」人の人形が発見され、戻ってくる人はその人形が何食わぬ顔で戻ってくるのだということに気付いたときはびっくりだった。怖いなぁ・・・。

でも、「盗まれて」しまっても、戻ってくればその人たちはまったくその事実に気付かない。

それって、もっともっと怖い・・・。

もしかしたら、私も「盗まれて」しまっているのかも、なんていう思いを、読んだ人はみんな思ったんだろうな。

例えばそうだとして、でも、どうしようもない、というところに圧倒的な力を感じる。

「盗む」者は、水に関係しているもののようだし。力を持つ水っていったら、やっぱり海を想像するよなぁ。

いや、いっそ、「盗まれて」しまっていた方が楽なのかな?

なんて。。

月の裏側 Book 月の裏側

著者:恩田 陸
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『光の帝国 常野物語』 恩田陸

恩田陸さんの作品です。

やっぱり、すごく不思議な世界を作り出す人だなぁって思った。

現実に良く似た状況で起こる、現実にはありえない話。ちょっと怖い気もする話。でも、底の方には暖かいものがちゃあんと在る感じがする話。

短編集なんだけど、やっぱり本の題にもなっている、「光の帝国」とその後編的な「国道を降りて・・・」の話が良かったなぁ。

「光の帝国」は、子どもたちと一緒に常野の地で暮らすツル先生や他の優しい大人たちをほほえましく見ていただけに、そのささやかな暮らしが滅びていってしまう様子は本当につらかった・・・。だからこそ、「国道を降りて・・・」でミサキという少女が常野に戻ってきた時のツル先生の感慨が推し量れた。

恩田陸さんの作品、もうちょっと読んでみよう。

光の帝国―常野物語 Book 光の帝国―常野物語

著者:恩田 陸
販売元:集英社
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2006年8月 8日 (火)

『12人の優しい日本人』

この話って、海外の映画でもあるよなぁ??「12人の怒れる男」だったかな。

どっちが先?いや、確か、海外の方だったと思ったんだけど・・・。

(調べりゃぁいいちゃあいい話じゃなぁ。。。まいっか。)

陪審員制度、日本でも導入されそうなんだっけ。(何も分かってないのです。。。すいません)

でもねぇ、やっぱり強制的に陪審員にさせられるだけあって、この登場した人たちみたいに陪審を速く終わらせてしまいたい、といことのために判断が割と、おざなりになったりすることもあるんだろうな。

一人の人間の運命を決めることなのにねぇ。

海外の方では、確か判決って180℃裏返ったような気もしたんだけど、この三谷幸喜が書いた分は、結局は「無罪」ということで元の多数側の結論に収まったわけです。

それでも、議論をした上での結論だから、その重みは全然違うねぇ。

割とさぁ、普通の人に判断をさせると“フィーリング”で決めちゃう人って多いんじゃないかと思うんよなぁ。

そういうことを非難したかったのかなぁ。

ずぅうっと同じ舞台(部屋の中)でこれだけの展開を用意することはやっぱり凄いわ。

三谷幸喜的な“ネタ”もあったしね。

何より、話し合っていくうちになんか変な縁というか、つながりというか連帯感のようなものが陪審員たちの中に芽生えていく様子が、うまいこと現れてたなぁ。

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『図書室の海』 恩田陸

恩田陸さんの作品を、先輩に勧められて読んでいます。

独特の世界を描く人だなぁ、という印象。

この本は短編集だし、色んなお話に続く「前振り」みたいな話も多くあって、その本編も読んでみたいなぁと思った。

ちなみに言うと、タイトルの「図書館の海」は私が以前に読んだ「六番目の小夜子」の前振り的お話でした。図書館が大きな船みたいで、というか学校が大きな船みたいで、その外に何があるのか、分からない・・・。「海」が一体何なのか分からない・・・。という感覚は、やっぱり「六番目の小夜子」に通じるものが大いにあるなぁ、と感じます。

「ピクニックの準備」が前振りとなっている「夜のピクニック」が一番読んでみたいかな。

なんか、夜空の下って、いつもは出来ない話なんかが出来る雰囲気になるから、そこで起きる出来事って、すごく興味があるわぁ。。

もちろん、後に出た本の前振り的話が全てではないんだけどね。

喫茶店で常連のお客さんにひたすら砒素入りのお冷を出し続けることが愛情表現の方法だったウエイトレスさんの話「国境の南」なんかは、すごい迫力をもった話だと思うし。

まぁ、このように、一冊の本なのに色んな話のかけらが詰まってて、そのかけらの正体が何なのかを知りたくなっちゃうから、何だか得したような、損したような気分です。もちろん、良い意味で。

図書室の海 Book 図書室の海

著者:恩田 陸
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