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2006年8月 8日 (火)

『図書室の海』 恩田陸

恩田陸さんの作品を、先輩に勧められて読んでいます。

独特の世界を描く人だなぁ、という印象。

この本は短編集だし、色んなお話に続く「前振り」みたいな話も多くあって、その本編も読んでみたいなぁと思った。

ちなみに言うと、タイトルの「図書館の海」は私が以前に読んだ「六番目の小夜子」の前振り的お話でした。図書館が大きな船みたいで、というか学校が大きな船みたいで、その外に何があるのか、分からない・・・。「海」が一体何なのか分からない・・・。という感覚は、やっぱり「六番目の小夜子」に通じるものが大いにあるなぁ、と感じます。

「ピクニックの準備」が前振りとなっている「夜のピクニック」が一番読んでみたいかな。

なんか、夜空の下って、いつもは出来ない話なんかが出来る雰囲気になるから、そこで起きる出来事って、すごく興味があるわぁ。。

もちろん、後に出た本の前振り的話が全てではないんだけどね。

喫茶店で常連のお客さんにひたすら砒素入りのお冷を出し続けることが愛情表現の方法だったウエイトレスさんの話「国境の南」なんかは、すごい迫力をもった話だと思うし。

まぁ、このように、一冊の本なのに色んな話のかけらが詰まってて、そのかけらの正体が何なのかを知りたくなっちゃうから、何だか得したような、損したような気分です。もちろん、良い意味で。

図書室の海 Book 図書室の海

著者:恩田 陸
販売元:新潮社
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