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2006年11月 5日 (日)

『天の瞳』 灰谷健次郎

とりあえず幼年編Ⅰ・Ⅱ、少年編Ⅰ・Ⅱ、成長編Ⅰ・Ⅱ、あすなろ編Ⅰ まで読みました。

文庫が、そこまでしか出ていなかったので・・・。

読んでみて、すっごいなぁ、と思った。

倫ちゃんみたいな子が本当にいたら、それはそれは素晴らしい!!

でも、問題は倫ちゃんみたいな子を育てられる大人がいるかどうか、なんだろうなぁ。

ああいう風に子どもがまっすぐに育つための環境作りって、周囲の大人がどれだけステキな人がどうかってことなんかな。ここで「ステキ」って書いたのは、なにも「完璧」である必要はなく、子どもと一緒に悩むことができるかどうか、ってことのような気もする。

この子はなんでこんな行動に出るのだろう、私はどうやって関わればいいんだろうって。子どもをちゃんと一人の「他人」として尊重できるかどうかだと思う。

自分の子どもになるとそれが意外と難しいんだろうな。(私に子どもはまだいないけど。)

うちの母が、これをすすめてくれたんだけど、お母さんがその時に「私が子育てをしている時に読めたらよかったのに。」って言ってた気持ちがよく分かった。子育て感、変わるわ、そりゃ。

この話の中では、「いい大人」って、大人ぶらない大人として描かれている。下手に権威とかで「大人らしく」いようとするよりは、自分っていう人間をよく分かっていて、「大人」でいるというより、「自分らしく」ある人間のほうが魅力があるように描かれているのです。

たしかに、子どもとの関係の中で、下手に大人ヅラをするよりは、そんなん関係なく、常に自分らしいやり方で生きていける人って、すごくかっこいいしあこがれちゃうなぁ。すっごく難しいけど。

さてさて、中学生になった倫太郎や満やタケヤン、青ポン。学校を相手に、話し合う場を設けようと奮闘しているところまでお話は進んでることだし。一体どうなるんだろ。

「学校」っていう、学生にとっては絶対的な存在を、根底から問い直すその活動の行方がとても楽しみ。

天の瞳 幼年編〈1〉 Book 天の瞳 幼年編〈1〉

著者:灰谷 健次郎
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